かき捨て:読売新聞

『俺の股間はかゆい』 いきなり、そんなことを言われて、びっくりしない人はないだろう。 そういう意味で、5月20日、日曜の朝に食卓で読売新聞を開いた人は、口にしたコーヒーを噴き出さなかったかと心配する。 これは、虫さされ薬「ムヒ」で知られる薬品メ…

いつか来た道:朝日新聞

『人口増加率 愛知県が1位』 5月19日、朝日新聞の記事だ。 『万博の盛況、ドラゴンズの優勝。近年元気な話題の多い愛知県が、人口増加率で初の全国1位に躍進した』というもので、その理由に『トヨタの好調さと県民の「非学歴志向」が背景にあるようだ』とし…

寄る辺なき時代に:朝日新聞

『ミスタードーナツ青梅店閉店へ 住民の署名実らず』 5月19日、朝日新聞のむさしの版だが、タイトルだけでは、なんのことかさっぱり分からない。 『「ミスタードーナツやめないで!」−−青梅市本町のJR青梅駅前にある青梅店が近く、30年の歴史に幕を下ろす』…

鷹揚だったころ:朝日新聞

『ど根性で今年も開花』 5月15日、朝日新聞のむさしの版だ。 いつぞやの「ど根性大根」以来、あちこちで「ど根性」モノが発見され話題になっているが、これはちょっとすごい。 ね? 町田市の市道で、『電柱を支えるワイヤを覆う黄色いプラスチック製の筒から…

愛されて:東京新聞

『青色に染めました』 5月10日、東京新聞の記事だ。 『キリンビール(東京)がサッカー日本代表を応援するキャンペーンの広告で、浦和レッズファンで観客席が赤く染まった埼玉スタジアムの写真を、日本代表の”サムライブルー”のユニフォームで席が埋まってい…

憲法の「ケ」の字も:東京新聞

『理想と現実』 5月5日、東京新聞のコラム、『ひろさちやのほどほど人生論』だ。 『バスの停留所で、老人が持っていた杖で時刻表をコツコツと叩きながら、「この時刻表によると、バスは15分前に来ているはずだ。時刻表通りに来ないバスであれば、こんな時刻…

お若いのに:朝日新聞

『新聞と戦争』 5月1日から朝日新聞の夕刊で新しい連載企画が始まった。 『「幻の支局」のことが、この十数年、頭から離れなかった』という書き出しで始まる、『植民地朝鮮で』というサブタイトルの記事だ。 「新聞と戦争」と銘打っているが、じっさいは「朝…

モナー:毎日新聞

『薄っぺらな便利さに慣れてしまうと、世界は大変なことになる。』 5月2日の毎日新聞朝刊を手にした人は、なにかの間違いかと思ったのではないだろうか。 新聞全体が、淡い水色の写真が地になった新聞紙で覆われていたからだ。 ゴミ捨て場を想起させる写真に…

世界のカンチョー:東京新聞

『女友達に悪ふざけ…のはずが』 4月25日、東京新聞の朝刊だ。 『ソウルの瑞草警察署は今月13日早朝、ソウル市内の低温サウナ施設の休憩室内で寝ていた主婦(45)に対し、臀部(でんぶ)を指で突く悪ふざけをしたとして、男性会社員(24)を摘発した。』とい…

お役所仕事?:毎日新聞

『ルーシーさん事件無罪』 4月25日の毎日新聞だ。 『英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21歳)ら10人を襲い、うち2人を死なせたとして準強姦致死罪などに問われた会社役員、織原城二被告(54)に対し、求刑通り無期懲役を言い渡しつつ、ルーシーさ…

青い屁理屈:毎日新聞、読売新聞

『バージニア工科大銃乱射から1週間』 毎日新聞、4月24日の夕刊で、サブタイトルは『犠牲者に黙とう 32の風船放つ』とある。 『32人が犠牲となった銃乱射事件から1週間がたった米バージニア工科大学で23日、授業が再開された』が、それに先立って『午前9時45…

穏便ではなく:毎日新聞

『特急内で強姦 乗客沈黙』 4月22日、日曜日の朝に毎日新聞を広げた人は、その穏やかな気分に冷や水を浴びせられたかもしれない。 『大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で昨年8月、大阪市内の会社員の女性(当時…

現代の偉人たち:東京新聞

『一軒一軒歩いて確認 「匿名社会」で苦労増す』 4月19日、東京新聞の夕刊で、「文化ぶんぶん人類学」という、いろんな職業の内幕をレポートする連載だ。 で、この日は、住宅地図作りの現場ルポで、その代名詞とも言える「ゼンリン」の中村修さんに話を聞い…

板垣死すとも:毎日新聞

『菊村容疑者を今夕に逮捕へ』 4月19日、毎日新聞夕刊だ。 『日本赤軍のメンバーとされ、爆発物所持で米国の刑務所を18日午後4時50分(日本時間)に出所した菊村憂容疑者が19日夕、航空機で成田空港に到着することが分かった』との記事で、警視庁は『帰国次…

親心と日の丸:朝日新聞

『新設の都立養護学校、教室に日の丸』 4月17日、朝日新聞の多摩版だ。 『国旗を普通教室内に常時掲揚する形で開校した、都立永福学園養護学校(杉並区)』の『小林進校長が朝日新聞の取材に応じ』たとのインタビュー記事。 数日前の同紙社会面で、比較的軽…

画竜点睛:佐賀新聞

『有明抄』 4月15日の佐賀新聞、1面コラムを旅先で読んだ。 有明海で今年夏の完成を目指して国が進めている干拓工事に対して異議を唱える内容で、滋賀県の穴あきダム建設においては、『工事用道路の予定地近くに絶滅危惧種のクマタカ雌雄1組の巣が見つかった…

東京といえば!?:大分トリニータ

ひとのホームページにチャチャを入れるのが、本ブログの趣旨ではないけれど、「いくらなんでも」ってのを発見したので、記しておく。 『4月15日(日)パークプレイストリニータデー開催のお知らせ』 Jリーグ大分トリニータのオフィシャルサイトの告知記…

ゴマメ:毎日新聞

『視覚障害の男性困惑』 4月5日の毎日新聞。サブタイトルには、『女性専用車両利用できるのに 周知不足で誤解うけ』とある。 首都圏では女性専用車両が定着しつつあるが、『女性専用と分からないまま車両に足を踏み入れ、冷たい言葉を投げつけられる視覚障害…

損得勘定:朝日新聞

『議員年金 減額逃れ?』 朝日新聞、4月6日の多摩版の記事だ。 『統一地方選で議員の改選がある都内の市区町村のうち43市区町村と、30日に任期切れを迎える台東区議で、議員年金の受給権がある在任通算12年以上の19人が、任期満了を待たずに3月末で辞職して…

チェキラ!:朝日新聞

『ブランドも5年落ちじゃ…』 4月2日、朝日新聞の夕刊。 今月からはじまった「Be evening」の中の1コーナー『女はここを見ている』の第1回(?)だ。 語るのは、衆院議員の片山さつきさん。 『私は男性のスーツをまず見ます』という、その理由は、『財務省、…

納得:毎日新聞

『ネットの実名報道』 4月2日、毎日新聞の「オフライン」という連載コラムだ。 記者による取材余話のようなもので、事件の当事者やその家族から『「記事を消してくれませんか」こんなメールや電話が時々ある』と書いている。 『インターネット上に名前が残っ…

いい記事も:朝日新聞

『スノボ3年ぶりだった』 3月29日の朝日新聞だ。 このタイトルを見ただけで、ピンと来る人は少なくないだろう。 そう、昨年末、埼玉県であった事件。 2歳の子供を自宅に一人おいてスノボに行き、火事でその男の子を亡くした母親が不起訴になったというニュー…

肩書き:毎日新聞

『豪華客船忍び込み… たどり着いた先はハワイ』 3月30日、毎日新聞の記事だ。 『神奈川県警横浜水上署は29日、横浜港から豪華客船「オーロラ号」(約7万6000トン、定員1874人)に不正乗船した東京都(略)、フリーター、池亀治容疑者(40)を建造物侵入容疑…

美しい日本語:東京新聞

『復活ドデュV3』 東京新聞、3月23日のスポーツ面だ。 『水泳の第12回世界選手権第6日は22日、当地でシンクロナイズドスイミングなどを行い、ソロのフリールーティン決勝では、ビルジニー・ドデュ(フランス)が99.500点で優勝した』っていうんだけど、昨日…

無頓着:東京新聞

『「マックジョブ」はつまらなくない』 3月22日、東京新聞の記事だ。 『米ファストフード大手マクドナルドは、同社のハンバーガー店で働くことから派生した「マックジョブ」という言葉について、「つまらない仕事」と定義している英国の辞典出版社に、変更を…

香典代わり:東京新聞

『鴨志田穣氏(かもしだ・ゆたか=フリーライター、カメラマン)』 鴨が死んだ。 3月21日、東京新聞の訃報だ。 『20日午前5時、腎臓がんのため東京都江東区の病院で死去、42歳。』、肝硬変でも肝臓がんでもなかったのね。 訃報を掲載する、しないの基準がど…

日常化:朝日新聞

『プロデューサーズ』 3月17日、朝日新聞の夕刊。 小見出しは、『虚実の境界超えて活動』とあり、映画製作・配給会社シグロのプロデューサー、山上徹二郎さんが紹介されている。 『ドキュメンタリーをドラマのように撮りたい。劇映画にドキュメンタリー的な…

ニホンゴムズカシイ:読売新聞

『尾道への思いも虚構だったか…』 3月16日、読売新聞の夕刊だ。 ライブドア社の元社長、堀江貴文さんが、証券取引法違反で実刑判決を受けた日の「町の声」のひとつ。 長い文章ではないので、全文を引用。 『05年の衆院選で広島6区から出馬(落選)した堀江被…

活性炭パンツ:朝日新聞

『我慢したおならはどこへ』 3月16日の朝日新聞、『疑問解決モンジロー』だ。 朝日新聞で定期的に読む価値のあるコーナーは、このモンジローのほかは『ののちゃん』と『地球防衛家のヒトビト』ぐらいだろうか。 今日は兵庫県の小学1年生が、『オナラをがまん…

奇遇:読売新聞

『元記者の取材協力者実名報道』 読売新聞、3月13日の夕刊だ。 『毎日新聞東京本社社会部の元記者が、国民新党の糸川正晃衆院議員(32)を取材した際にやり取りを録音したICレコーダーを取材協力者に提供していた問題で、毎日新聞社は13日の朝刊に社内調査結…