世界のカンチョー:東京新聞

『女友達に悪ふざけ…のはずが』


 4月25日、東京新聞の朝刊だ。


 『ソウルの瑞草警察署は今月13日早朝、ソウル市内の低温サウナ施設の休憩室内で寝ていた主婦(45)に対し、臀部(でんぶ)を指で突く悪ふざけをしたとして、男性会社員(24)を摘発した。』という。


 元ネタは朝鮮日報だが、なんのことやらと読んでみると『韓国には男女が専用のガウンを着て一緒に入る「チムジルバン」と呼ばれる低温サウナ施設』があるそうで、男性会社員が大学時代の女友達らとそのチムジルバンに入ったのだが、酔っ払っていたためか、休憩室で熟睡していた主婦の後ろ姿を、『同級生の女友達と勘違い。日本で「かん腸」と呼ばれる悪ふざけと同様のいたずらをした』というのだ。
 で、近くにいたその主婦の夫が悲鳴に気付き警察に通報。あえなく御用となったそうな。


 突っ込みどころ満載だけど(カンチョーの記事だけに)、45歳の主婦と見間違えられた女友達の怒りがいかにも聞こえてきそうだ。
 というか、女友達に「かん腸」ってする?


 ところが、グーグルで「かん腸 ソウル」で検索するとこんな記事が引っかかった。
 2003年の事件だが、朝鮮日報には、「かん腸」番がいるのか?


 で、もうちょっと検索してみたら、「かん腸」は、アジアをはじめ欧米でも流行のきざしがあるようで、「トイレット博士」世代としては、ちょっとうれしいような恥ずかしいような。
 とノスタルジーに浸っていたら、現在の「かん腸」ブームの発信源は、「メタクソ団」ではなく、「NARUTO」なのね。
 「なーんだ」と思ってしまった60年代生まれの私でした。