鷹揚だったころ:朝日新聞

『ど根性で今年も開花』


 5月15日、朝日新聞のむさしの版だ。


 いつぞやの「ど根性大根」以来、あちこちで「ど根性」モノが発見され話題になっているが、これはちょっとすごい。






 ね?
 町田市の市道で、『電柱を支えるワイヤを覆う黄色いプラスチック製の筒から、街路樹のムラサキツツジが枝を伸ばして赤い花を咲かせ』たというのだが、笑っちゃうよね。


 高さ約3メートルで、『7年ほど前から、筒の先に花を咲かせるようになった』というのだが、市道管理者の行政はなにをしとるのか、と思ったら、公園緑地課いわくクレームもなく、『おもしろいので、そのまま切らずに残してきた』とのこと。


 昔の、というかほんの10年ほど前までの日本には、こんないい意味での鷹揚さがあったような気がする。
 いったいいつからだろうか、「責任者はなにをしとるのか」とすぐに発想してしまうようになったのは。。。