お役所仕事?:毎日新聞

『ルーシーさん事件無罪』


 4月25日の毎日新聞だ。


 『英国人女性ルーシー・ブラックマンさん(当時21歳)ら10人を襲い、うち2人を死なせたとして準強姦致死罪などに問われた会社役員、織原城二被告(54)に対し、求刑通り無期懲役を言い渡しつつ、ルーシーさん事件についてのみ無罪とした24日の東京地裁判決は、「物証の壁」の高さを改めて浮き彫りにした』とのことで、それはそれでいい。
 しかし、この記事に添えられた織原被告の顔写真は、どうしたワケだろう。





 パソコン画面で、そのヘンさが伝わるだろうか。織原さんはサングラスをしてるのか、目元はまったく不明瞭で、全体にも誰なのか特定が不可能なレベル。
 他紙(読売、産経)には、鮮明な顔写真があるのだが、毎日は入手できなかったのだろうか。


 と思っていたら、同じ日のむさしのTOKYO面には、もっとすごい「上物」があった。
 これだ。





 『反戦と平和を考える』という記事で、4月27日に『元津田塾大学教授で政治学者のダグラス・ラミスさん(70)=写真=をゲストに、反戦と平和の問題について考える』集会が立川で行われるという告知なのだが…。
 これを見て、「あ、ラミスさんだ。元気にがんばってるなぁ」という人は多くないだろう。それより、「どうしちゃったの!」と尋ねざるを得ない領域に達している。


 織原さんの場合は、諸般の事情があるんだろうけれど、ラミスさんの場合は、きちんとした写真がないなら掲載しないという選択肢もあったのでは??