命の水、命取りの水:産経新聞

『子供のために「Wii」ほしさ…母、水中毒死』


 1月17日、産経新聞の記事だ。


 『米カリフォルニア州サクラメントで先週、地元FMラジオ局主催の「水のガブ飲み大会」に参加した28歳の3児の母が「水中毒」で死亡していたことが明らかになった』そうで、なんでも『子供たちのために、優勝賞品の家庭用ゲーム機、任天堂「Wii」を獲得しようとして悲劇に遭った』のだとか。
 死亡した女性は、2位に終わりWiiは獲得できなかったが、240cc入りのボトルを8本以上飲んでいたそうで、『帰宅途中に頭痛を訴え、その数時間後、自宅で遺体で見つかった』という。


 ミステリアスな死だが、水中毒とは初耳。


 「ロサンゼルス・タイムス」によると、『「水中毒」は、過剰な水分摂取により血中のナトリウムが薄まることで起こる』そうで、『脳が膨張し頭蓋骨を圧迫、発作を引き起こし、時には死に至る』のだとか。


 かつて、漫画「あたしんち」で、飲み水にむせて死にそうになった母ちゃんが、「ほら、わたしって水難の相があるから」って言ってたけど、あるんだね、陸上での水死。


 ともかく、ご冥福をお祈りしたい。


産経新聞では、約2リットル以上を飲んだとなっているが、時事通信によると、2ガロン=7.6リットルの水を飲んでたとのこと。ま、それなら普通は飲まん量だな。