Wiiのライバル:東京新聞
『SMAPを見ている人も、1年で遊ぶようになる』
東京新聞1月7日の「この人」欄だ。
新しいゲーム機、Wiiを開発した任天堂の宮本茂さんは、1985年に大ヒットしたスーパーマリオブラザーズの開発メンバーでもあるそうで、当時のことを、『普通の人が僕のゲームで遊んでくれた』と振り返る。
しかし、いつの間にかゲームオタクの専有物となったゲーム機に関して、『暗い部屋でテレビだけが明るく、その前に座って無言でリモコンを動かす子どもの目には、ゲーム画面が反射している』と例える。
『だからこそ、ゲームで楽しそうに遊ぶ姿を見せたいと思った』結果が、Wiiだったという。
確かに、楽しい。
年末に親戚のWiiで、ボウリングやテニスのゲームをやってみたが、老人施設などに置いても楽しんでもらえるんじゃないの、という感じ。
発売と同時に我が家に導入されたPS3(中学生の息子たちが購入)と比べると、ソフト云々以前に”勝負アリ”とも思ったが、開発者の思いは違ったらしい。
宮本さんいわく、『ライバルは競合機よりもテレビ番組。「1年もたてば、SMAPの番組を見ていた人がウィーで遊ぶようなる」』。
なるほど、ライバルはPS3ではなかったのかと、ひとり得心した年末年始だった。