遊就館:時事通信

謹賀新年 今年もよろしくお願いいたします。

 『遊就館の展示内容修正=「ルーズベルトが開戦強要」削除−靖国神社』

 時事通信、1月4日の配信だ。

 『靖国神社に併設された戦史展示館「遊就館」の展示内容について、米国の政治家が不満を表明していた問題で、同館が1日から展示パネルの記述を一部修正したことが4日、分かった。』というもので、3日に産経新聞が報じたことがきっかけとなった記事だ。

 修正されたのは、日米開戦の経緯を記したパネルで、『「(当時のルーズベルト大統領は)資源に乏しい日本を、禁輸で追い詰めて開戦を強要した」「参戦によってアメリカ経済は完全に復興した」などの記述が消えた』という。
 産経新聞によると、遊就館は、正月からこの部分を「ルーズベルトは、支那事変勃発3カ月後の1937年10月5日、いわゆる『隔離演説』を行い、国際社会の無法に対抗する必要を説いて暗にわが国を非難し、その後も世論の誘導に努めた」と表記するようになった。


 これらの”修正”について、『神社側は「客観的史料に基づき、分かりやすい記述に努めた」としている』。が、時事通信は、『背景には米世論への配慮があったとみられる。』とありきたりな論評をしている。
 これに対して産経新聞は、『ルーズベルト大統領が経済復興のために日本に開戦を強要した−−との内容が完全に書き直されたほか、中国関係の記述も見直された』としつつも、『が、日本の立場を主張するという展示方針は維持された』と、池乃めだか並みの捨て台詞で文章を締めくくっているのが、かわいい。

 ちなみに、この問題、読売、朝日、毎日、東京とも、独自記事も時事通信の配信記事も掲載していない模様。
 なんでだろう??