名前ベスト10:毎日新聞

『「陸」くん、「陽菜」ちゃんが1位』

 12月21日の毎日新聞の記事だ。

 朝、自宅トイレで、同様の記事を他紙で読み、「なぬぅ〜っ!」と声を上げてしまった。

 『明治安田生命保険が20日に発表した子供の名前調査によると、06年生まれで最も多かったのは、男子が「陸(りく)」、女子が「陽菜(ひな、はるな、ゆな)」だった』というのだ。
 さきほどの、奇声は、驚きというよりは、落胆というか、クソったれというか、そんな意味合いのもの。
 なにを隠そう、私(と妻)が名付けた子供の一人の名が「陸」。
 10数年前のことで、当時は聞いたこともない名前だった。

 それが、昨年14位で、今年は一気に1位になったとか。
 急増した理由を、毎日新聞『05年10〜12月に放映のテレビドラマに出演した人気俳優、速水もこみちさんの役名が「陸」だった影響も』と分析。
 「知らねぇ〜よ、そんなドラマ!」と毒づきたくもなるが、輪をかけて、『「陸」には「地に足をつけて成長してほしいという願いが込められている」(同社)』、なんて”妄想”をコメントされた日にゃ…。
 少なくとも、私は、そんな願いを込めた覚えはない。「同社」へ抗議すべきか??

 ただ、この日の夜、初対面の男性(友人の友人。同年代)と飲む機会があり、この話をすると、間髪入れず「へぇ〜、いいですね!」と言われた。
 落胆する人あれば、喜ぶ人あり。
 うーん、でもなあ…。

(ちなみに、「陽菜」ちゃんについては、『日本経済が陽気さを取り戻したことを反映している』んだと。「同社」の方々は、「ワーキング・プア」なる単語をご存じないんだろうか)