美醜:東京新聞

『復帰組の攻撃陣がカギ』


11月7日の東京新聞だ。


 北京五輪を目指す男子サッカー日本代表の候補となる選手たちが6日から合宿している件で、『代表候補の合宿は、タイプの違うアタッカーの競演となった』と現地をルポしている。
 『ドリブラーのカレン、身体能力が高い興梠(鹿島)らがポストプレーヤーの平山らと競い合う』状況で、ほかにMFの梅崎らも合宿に参加しており、『危機に呼ばれた復帰組の戦意は当然高い』そうで、『7日の練習試合は激しいアピールの場になるはず』という。
 その練習試合で、大学生を相手に0−0の引き分けに終わったのはともかく、この記事の締めがおもしろい。


 なぜなら、さまざまな選手を合宿に招いて、その中から代表選手を選出する監督に関して、『反町監督の審美眼も問われる』とあるからだ。


 審美眼?
 広辞苑に意味を聞いてみた。
 『美しいものと醜いものとを見分ける能力』とある。
 「反町監督の選手を見極める力も問われている」の間違いかと思ったが、その後の同紙で訂正などの記事が掲載されていないところを見ると、確信的に書いたのだろう。


 だとすると、北京五輪の出場をかけた戦いにおいて、「美しい」ものと「醜い」ものでは、どちらがより有用だと記者は思っているのだろうか。
 美しくて強い、ってあんまなさそうだからなぁ。。。