ズラ:共同通信

『かつら 時代とズレ?』


 1月22日の共同通信、ロンドン発の配信だ。


  『英南部イングランドと西部ウェールズの裁判所を管轄する司法当局が、17世紀以来、両地方の裁判官らが法廷で着けている伝統の白いかつらについて、「時代遅れ」として民事裁判での着用廃止を検討している』のだとか。


 英国映画ではおなじみのバカっぽい光景だが、いまさら「時代遅れ」ってのが、かなり笑える。


 『英国では、17世紀後半に上流社会でかつら着用が普通となったことに伴い、法廷にも慣習が持ち込まれた』そうで、『かつらは馬の毛でできており、現在、主に使われている短髪のかつらの値段は約800ポンド(約19万円)。』と、トリビア満載の記事となっている。


 廃止するかどうか、これから数カ月かけて検討するそうだが、民事はともかく、刑事裁判においては、『見送りの公算が大きい』とも。
 なぜなら、『裁判官らの人物特定を難しくして被告人からの報復を防ぐなどの目的』があるからだって。
 知らんかったよ、あのズラにそんな効用があったとは!?

 あと、共同通信によるタイトル、かなりいい感じです。